大証株が反発、ジャスダックとヘラクレスの統合報道-取引活性化期待

大証ヘラクレス市場に上場する大阪証券取 引所の株価が一時、前日比3万2000円(6.1%)高の55万8000円と反発した。 ジャスダックと大証ヘラクレスの統合を視野に向けた動きが一部報道で伝えら れ、新興市場の取引活性化につながるとの期待が高まった。

リテラ・クレア証券の井原翼理事・情報部長は「ジャスダックは新興市場 の中で歴史が長く、ベンチャー企業の受け皿となることが見込める」とし、期 待される統合効果としてIPO(新規株式公開)の増加を挙げた。

27日付の日本経済新聞朝刊によると、日本証券業協会は26日、傘下のジャ スダック証券取引所の株式を大証へ売却する協議に入る方向で大詰めの調整に 入った。ジャスダックと大証ヘラクレスの新興企業向け2市場の統合を視野に 入れており、年明けにも大証との交渉を始めたい考えとしている。

東証マザーズ指数、大証ヘラクレス指数はともに9月に年初来安値を付け たものの、その後は回復基調にある。一方で、日経ジャスダック平均は12月に 年初来安値を記録と、「ジャスダック銘柄の値動きが冴えない。どのように市 場を発展させていくかを見極める必要がある」(新光証券エクイティ情報部の 高橋幸男マーケットアナリスト)との慎重な見方もあり、大証の株価は次第に 上昇幅を縮小。2.3%高の53万8000円で午前の取引を終了した。

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