髙島屋:第3四半期は33%増益、営業費の削減寄与-通期予想維持(2)

国内百貨店2位の高島屋が27日発表した 第3四半期(2007年9-11月期)の連結純利益は前年同期比33%増の58億円 だった。主力の百貨店事業では衣料品販売が伸び悩んだものの、営業費用の削減 が進んだことが寄与した。グループ会社の好調も利益を押し上げた。

営業利益は同21%増の103億円、経常利益は10%増の104億円だった。家 賃や広告宣伝費の削減が貢献した。増田容久執行役員は会見で、「利益面ではほ ぼ計画を上回ってきている」と説明した。

営業収益(売上高)は同1%増の2537億円だった。百貨店事業は不振だっ たが、連結子会社の好調で増収を確保した。不動産事業を手掛ける東神開発が大 型商業施設「流山おおたかの森S・C」(千葉県流山市)を3月に開業したこと や建装事業の高島屋スペースクリエイツの収益拡大などが寄与した。

百貨店売上高「不透明感強い」

利益は計画を上回って推移しているものの、百貨店事業の売上高の「先行き 不透明感が強い」(増田氏)ため、通期(08年2月期)の業績予想は据え置い た。営業収益は前期比0.2%減の1兆470億円、営業利益は同9.3%増の370億 円、経常利益は3.7%増の410億円、純利益は27%減の185億円を見込む。

百貨店事業では、採算の良い衣料品や雑貨の不振により、第3四半期の粗利 益率(単体)は27.31%から27.08%に0.23ポイント悪化した。増田氏は「12 月も百貨店での売り上げは厳しい状態。食品以外は厳しい」といい、「年明け以 降、あきらめずに営業施策を打っていきたい」と述べた。

岡三証券の鳥濱伸八アナリストは「景気が厳しいこともあり、売り上げが伸 び悩んでいる。業績の強い上昇は今後も見込めないだろう」との見方を示し、 「商品の差別化や企画力に注力すべき。そういう努力が必要」と述べていた。

同時に発表した第3四半期累計(3-11月期)の連結純利益は、前年同期 比11%減の126億円だった。未使用商品券の回収損引当金の計上により特別損 失が膨らんだことなどが響いた。営業収益は0.6%減の7583億円、営業利益は 同15%増の268億円、経常利益は12%増の302億円といずれも2けたの増益だ った。

髙島屋株の終値は前日比31円(2.2%)安の1365円。

-- Editor:Kenzo Taniai, Tetsuzo Ushiroyama

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