日本株は小幅反落、輸出や電力、銀行株などに売り-年末控え売買低調

朝方の東京株式相場は小幅反落。年末を迎 えて低調な売買が続く中、米景気悪化に対する根強い懸念を受け、ホンダやスズ キ、ニコンなど輸出関連株の一角が下落。燃料価格の上昇などで通期業績予想を 下方修正した関西電力を中心に、電気・ガス株も安い。三菱UFJフィナンシャ ル・グループなどの銀行株、三井不動産などの不動産株も売られている。東証業 種別33指数は、26業種が安い。

新光証券エクイティ情報部の三浦豊シニアテクニカルアナリストは、「先週 から日経平均は600円以上上げていたので、年末を控えて利益確定売りが出てい る。あすは大納会で、国内でこれといった材料に欠けるため、積極的にポジショ ンを取りづらい」と指摘した。

午前9時26分現在の日経平均株価は、前日比34円8銭(0.2%)安の1万 5619円46銭。TOPIXは同3.62ポイント(0.2%)安の1504.85。東証1部 の売買高は概算で1億4771万株。

米景気の鈍化懸念、小売や住宅

米景気の悪化懸念が根強い。ディスカウントチェーン大手のターゲットは 26日、感謝祭後に客足が鈍化していることから既存店売上高が前年比最大1% 減少する可能性に言及。これを受け、前日の米株式相場は、個人消費の鈍化が警 戒され、サーキット・シティ・ストアーズなどの小売株に売りが先行し、S&P 500種の小売株指数採用の31銘柄中で28銘柄が下げた。

また、全米20都市部を対象にした10月の米スタンダード・アンド・プアー ズ(S&P)/ケース・シラー住宅価格指数は、前年同月比で6.1%低下と、 2001年に前年比での指数算出を開始して以来で最大の落ち込みとなった。前月 は同4.9%の低下。ブルームバーグ・ニュースの事前調査の予想中央値は5.7% の低下だった。

今月初めて96ドルを上回る

半面、原油相場の大幅上昇を受け、国際石油開発帝石ホールディングスなど の石油関連株の上げが目立っている。26日のニューヨーク原油先物相場では、 今月に入って初めて一時バレル当たり96ドルを上回った。ニューヨーク商業取 引所(NYMEX)の原油先物2月限は、前営業日比1.84ドル(2%)高の1 バレル=95.97ドルで終えた。米エネルギー省が27日発表する在庫統計が減少 する可能性があるほか、トルコ軍がイラク北部にあるクルド人組織の拠点と思わ れる場所を攻撃したことを受け、買いが優勢となった。

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