新日鉄住金:年明けからステンレス再減産へ-建築関連需要低迷で

国内ステンレス最大手の新日鉄住金ステンレス (NSSC)は、主力のニッケル系ステンレスを1月から1割程度減産する。同社は 8-10月にも2-3割減産を実施していたが、改正建築基準法の影響で建築関連需要 の低迷が懸念されるため、年明けにも再度減産が必要と判断した。米澤敏夫社長がこ のほど、ブルームバーグ・ニュースの取材で明らかにした。

同社のニッケル系ステンレス価格は直近2カ月のニッケル市況を反映して決める。 6月以降、ニッケル市況の急落によるステンレス価格の先安感により需要が低迷し、 同社はニッケル系冷延薄鋼板の一般流通分の受注を6月から9月まで止めていた。製 鋼工程は8-10月に減産した後は、来春の定期修理に備えて11月にフル生産に復帰し たばかり。

しかし、ステンレスは厨房関連など住宅の外装品向け需要が多く、建築着工遅延 の影響が、今後じわりと拡大する公算が大きいため、来年の需要を慎重に見直した格 好だ。

新日本製鉄の株価は前日比6円(0.9%)高の686円、住友金属工業は同7円 (1.4%)高の516円(午前終値)。

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