日本株は小幅続伸、米消費底堅さで輸出関連高い-JR東海は急落

受け渡しベースで実質1月相場入りとな った朝方の東京株式相場は小幅続伸。米国の年末商戦が底堅く推移したデータ が複数明らかになっており、トヨタ自動車やキヤノンなど輸出関連株中心に買 いが先行。株式市場の反発機運による業績期待から、野村ホールディングスな ど証券株も買われた。半面、中央新幹線(中央リニア新幹線)の開発を自己負 担を前提に推進し、費用を5兆1000億円程度と見積もったJR東海は急落。

リテラ・クレア証券の井原翼理事・情報部長は、「25日の海外休場から外 国人売買動向が低調で、大きな売り圧迫が出ていない」と指摘。半面、きのう の東京市場は主要株価指数が1.8-1.9%高と大幅高だったことから、「鉄鋼や 海運などには利益確定売りが出ている」(同氏)という。

午前9時19分時点の日経平均株価は前日比32円28銭(0.2%)高の1万 5584円87銭、TOPIXは3.01ポイント(0.2%)高の1499.04。TOPI Xは14日以来となる一時1500ポイント台を回復する場面もあった。東証1部 の売買高は概算で1億4691万株。値上がり銘柄数は1023、値下がり銘柄数は 488。

東証業種別33指数の騰落状況では、値上がり業種が21、値下がり業種が 12。電気機器、輸送用機器、化学、情報・通信、証券・商品先物取引、保険が 高い。半面、陸運、卸売、鉄鋼、海運が安い。

米年末商戦は3.6%増

米2位のクレジットカード会社マスターカードのコンサルティング部門マ スターカード・アドバイザーズは25日、今年の米年末商戦(11月23日-12 月24日)の売上高が、昨年に比べ3.6%増加(06年は同6.6%増)したと発表 した。けん引役はインターネット通販で、ネット売上高は同22%増となってい る。米年末商戦に関するデータでは、米調査会社ショッパートラックRCTが 24日発表した先週末(21-23日)の小売売上高でも、前年同期比19%増と順 調だった。米消費に対する過度の不安がやや後退したことや為替市場の安定か ら、輸出関連株には買いが増加している。

住友化が3日続伸、Gウィルは売り気配

個別では、折半出資会社の新規株式公開に伴って08年3月期の連結純利 益予想を引き上げた住友化学が3日続伸。店舗数拡大から第3四半期累計(3 -11月)の連結営業利益が前年同期比16%増となったミニストップも堅調。

半面、08年6月期業績予想の下方修正と無配転落を発表したグッドウィ ル・グループ、08年5月通期の連結営業利益予想を引き下げた東洋電機製造が ともに売り気配。天候不順や地域間競争の激化などで第3四半期累計(3-11 月)の連結営業利益が前年同期比7.6%減となった近鉄百貨店、日興シティグ ループ証券が投資判断を引き下げたエルピーダメモリもそれぞれ軟調。

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