日オラクル株が小幅続伸、更新・保守サービス好調-業績上ぶれ期待

日本オラクルの株価が前週末比90円(1.8%) 高の5020円まで上昇し、10日以来となる5000円の大台を回復した。ソフトウ エアの更新や保守サービスなどが好調に推移し、21日発表の2007年11月中間 期決算は売り上げ、利益とも過去最高を更新した。IT(情報技術)需要の拡 大を背景に更新・保守サービスの好調が続くとの見方から、通期(08年5月期) 業績の上ぶれを期待した買いが入った。

中間期の営業利益は前年同期比13%増の176億円で、会社側の事前予想の 170億円を上回った。連結売上高は同19%増の544億円。売上高の46%を占め、 ソフトウエアの更新や保守サービスを行うアップデート&プロダクト・サポー ト部門は、高いサポート契約率や更新率を維持し、同20%増の249億円と好調。 ビジネス・アプリケーションやコンサルティングサービスも伸びた。純利益も 同7.0%増の105億円と過去最高を更新した。

通期営業利益予想は前期比7.4%増の395億円と従来予想を据え置いた。ま た、データベース・テクノロジー製品とビジネス・アプリケーション製品の販 売製品を一元化するなど顧客ニーズの対応を図り、シナジー効果を見込む。製 品ラインアップの拡充なども寄与し、売上高は同17%増の1183億円、純利益は 同5.3%増の233億円を予想する。

通期の営業増益率が7.4%と、中間期の13%から鈍化する計画を立ててい ることについて、モーニングスター調査分析部・藤井知明シニアアナリストは、 前期は下期に利益が伸びたことを挙げ、「中間期の業績拡大の勢いを継続すれ ば、上ぶれの可能性もある」と語った。

一方、人員増強の遅れが業績拡大ペースを鈍化させるとの不安も出ている。 11月末時点の従業員は2060人。5月末と比べて実質増員となっているものの、 会社側は08年5月末で2400人体制を目指しており、計画に対して遅れ気味だ。

決算を受けてUBS証券は目標株価をこれまでの5600円から5300円に引 き下げた。投資判断は「Neutral(中立)」を継続。

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