温暖化ガス削減は非効率的、代替燃料開発に重点を-ロンボルグ氏

デンマーク政府などが出資するシンクタン ク、コペンハーゲン・コンセンサス・センターのディレクター、ビョルン・ロン ボルグ氏は、世界の政治家らは、温暖化ガスの排出量削減など「楽観的な」目標 を掲げようとすることをやめるべきであるとの見解を示した。ロンボルグ氏の著 書「環境危機をあおってはいけない 地球環境のホントの実態」(原題 The Skeptical Environmentalist)は、ベストセラーとなった。

インドネシアのバリ島で開催された国連気候変動枠組み条約締約国会議(C OP13)は15日、米国が、2013年以降の温暖化防止の枠組みづくりに向けた作 業工程を盛り込んだ「バリ・ロードマップ」に協力する姿勢を示したことを受け、 2009年までに新しい枠組みづくりを行うことで合意した。

ロンボルグ氏は、1997年に採択された京都議定書やCOP13は、気候変動 の抑止策としては資金がかかるうえ非効率的であると指摘。各国は、風力や太陽 光など代替エネルギーの開発の方に投資するべきであるとの見方を示した。同氏 は、04年に米誌タイムの「最も影響力のある100人」の1人に選ばれた。

ロンボルグ氏はコペンハーゲンでのインタビューで「二酸化炭素(CO2) を削減すれば良いことをしたような気分になれるが、本当にやるべきことをやっ てもそのような良い気分にはなれない。言えるのは、われわれは見当違いの努力 をしているということだ」と述べ、「破滅的なシナリオとなっているようだ。わ れわれはパニック状態に陥って誤った判断をしている。また、この問題のみに重 点を置き過ぎ、他の全ての問題を忘れている」との見方を示した。

-- Editor: Kristen Hallam, Stephen Voss

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