米小売り:先週末は大幅増-年末商戦全体では依然5年ぶり低い伸びか

米国の小売売上高はクリスマス直前となる 先週末に大幅な増加となったが、年末商戦を通じたベースでは依然として5年 ぶりの低い伸びにとどまる見通しだ。

米調査会社ショッパートラックRCTが24日発表した先週末(21-23日) の小売売上高は前年同期比19%増。5割引きの商品や営業時間延長が寄与した。 それでも先週(16-22日)の売上高は同2.2%減と、週間ベースで4週連続の 減少だった。

米コンサルティング会社アリックスパートナーズのマネジングディレクタ ー、フレデリック・クローフォード氏は、ブルームバーグ・テレビジョンのイ ンタビューで先週末の状況について「低調な見通しを覆すものにはならない」 と指摘した。

今年11、12月は、1ガロン=3ドルのガソリンや上昇する食品価格が個人 消費意欲を低下させている。全米小売業協会(NRF)によると、両月の売上 高は年間合計の20%を占める。米ディスカウントチェーン2位のターゲットは 24日、感謝祭後数週間の来客ペースが鈍かったことを理由に、12月の既存店売 上高は前年を下回る可能性があるとの見通しを示した。

NRFによると、11、12月の小売売上高は前年同期比4%増の見込み。シ ョッパートラックは同3.6%増を予想している。

駆け込み需要

国際ショッピングセンター協議会(ICSC)によると、16日時点で年末 ギフトの買い物を済ませた消費者は全体の5分の1に満たなかった。JCペニ ーやシアーズ、トイザラスは先週末、値引きによって買い物客の駆け込み需要 を喚起。これを受けてクリスマス直前の土曜日「スーパーサタデー」の22日の 米小売売上高は前年に比べ7.6%増加した。

メリーランド州に住むクリス・ルイスさん(35)は、2人の子供に贈るギ フトの買い物を21日に開始。クリスマス後に、さらに買い足す可能性がある。 ルイスさんは「倹約を貫こうとしている。1日だけで予算を使い切ってしまう ようなことはしない」と語った。

米国のインターネット通販の売上高は今年、従来型の小売店舗の売上高を 上回る伸びになっているが、そのペースは過去最低にとどまる可能性がある。 米調査会社コムスコアが23日発表した統計によると、11月1日-12月21日の インターネット通販の売上高は263億ドル(約3兆円)。前年比ベースの伸び は19%増と、昨年実績の26%増、今年の年末商戦全体についての同社予想20% 増をともに下回っている。

ターゲットは、先週は来客数が増加したとしながらも「この増加も、感謝 祭後の週から12月にかけて続いた芳しくない状況をカバーするには不十分だ」 と指摘した。

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