日本株は大幅続伸、輸出や銀行中心にほぼ全面高-金融不安後退と円安

3連休明け朝方の東京株式相場は、大幅続 伸となっている。日経平均株価は300円以上の上げ、5営業日ぶりに1万5500 円台を回復。米大手証券メリルリンチの資本増強などを受け、世界的な金融不安 が後退。為替相場が1ドル=114円台まで円安方向に戻すなど、日本株を取り巻 く外部環境が改善していることが好感された。トヨタ自動車などの輸出関連株、 三菱UFJフィナンシャル・グループなどの銀行株、新日本製鉄など鉄鋼株中心 に買われ、東証業種別33指数はすべて高い。

日興コーディアル証券の大西史一シニアストラテジストは、「21、24日で ダウ工業株30種平均が300ドル近く上昇したことを受け、寄り付きはイメージ 通りの上昇。外需主導で戻りを試す展開だ。ただ年末を控え、現物買いが入りに くく、先物主導の展開」と話した。

午前9時21分現在の日経平均株価は、前週末比321円77銭(2.1%)高の 1万5578円77銭。TOPIXは同29.96ポイント(2%)高の1499.16。東証 1部の出来高は1億9289株。

短期金利低下、米ダウ指数は2日で300ドル高

米メリルリンチは24日、シンガポール政府系投資会社のテマセク・ホール ディングスと米投資顧問会社デービス・セレクテッド・アドバイザーズから合計 62億ドルの資金を受け入れると発表した。メリルは10月24日に発表した7- 9月期の決算で、住宅ローン関連投資および法人向けローンの評価損84億ドル を計上していた。

金融不安の後退は、短期金融市場に表れ始めた。中央銀行による資金供給の 効果も出て、短期金利は低下。欧州銀行連盟(EBF)によると、24日の3カ 月物のユーロ建て欧州銀行間貸出金利(EURIBOR)は、前週末比1ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01%)下げ4.76%と、先月28日以来の低水準と なった。

米サブプライム(信用力の低い個人向け)ローン問題の改善傾向が見え始め ていることから、21日、24日の米国株式相場は続伸。ダウ工業株30種平均は2 日間で約300ドル上昇し、24日は今月14日以来、約2週ぶりに1万3500ドル 台を回復した。週明けの東京株式相場も、この流れを引き継いでいる。

また外国為替相場では、リスクを積極的に取る動きが高まって円キャリート レード(円借り取引)が復活、円安傾向が強まっている。24日のニューヨーク 市場では、円はドルに対して一時1ドル=114円49銭と、11月7日以来の安値 を付けた。東京時間午前のドル・円相場は、1ドル=114円16-39銭で推移し ている。

ドコモやしまむらは続伸

個別では、25日付の日本経済新聞朝刊でインターネット検索世界最大手の 米グーグルと提携すると報じられたNTTドコモは4営業日続伸。新規出店や既 存店の建て替えなどから、9カ月累計(3-11月)の連結純利益が前年同期比

4.3%増となったしまむらも続伸している。

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