S&Pの小川氏:福田政権の財政均衡は苦戦へ、経済成長は一層鈍化も

スタンダード・アンド・プアーズ(S& P)の小川隆平ソブリン格付けディレクターは24日、テレビ取材に応じ、日 本の経済成長や財政政策について以下の通りコメントした。

政府が決定した2008年度一般会計予算案によると、赤字国債の発行額は 5年ぶりに増加。福田康夫首相にとって債務削減がさらに厳しくなっている。

◎財政赤字について:

「参議院では異なる2政党で勢力が形成されているため、政府が政策を立 案し、実行するには非常に困難な環境にあると言えよう」

「2011年度に基礎的財政収支を均衡化させるという目標を政府が達成でき ないのとの観測があり、その可能性はある」

「福田政権がある意味で暫定政権だとの見方があり、私は同政権が短命と みている」

◎経済について

「全般的な経済成長は今年よりも鈍化が見込まれている。日本の財政再建 は経済成長や税収の自然増に大きく左右されるが、経済成長が鈍化した場合に はより積極的な措置が必要になるだろう。しかし政治的に行き詰っている今の 状況では難しいだろう」

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