欧州債(24日):下落、トリシェ総裁のインフレ警戒報道を嫌気

欧州国債相場は下落。24日付の英紙ファイ ナンシャル・タイムズ(FT)が欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁の発言 を引用し、金融政策当局者はインフレ警戒に焦点を絞る姿勢を続けると報じたこ とが材料視された。

FTとのインタビューによれば、トリシェ総裁は賃上げなど二次的影響でイ ンフレが恒常的に高進する状況となれば、ECBにとって「決定的な」要素とな るだろうと述べた。ECBは6月以来、政策金利を4%に据え置いている。一方、 米金融当局はサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン市場に起因する リセッション(景気後退)の回避を目指し、政策金利を引き下げている。

HSBCホールディングスの債券部門マネジングディレクター、スティーブ ン・メージャー氏は、「向こう数カ月のユーロ圏のインフレ率は高止まりする見 通しだ」と述べた上で、「通貨供給と合わせ、これがECBが利下げしない理由 となるだろう」との考えを示した。

ドイツ10年国債利回りはロンドン時間午後1時40分までに、前週末比1b p上げ4.31%と、約2カ月ぶりの高水準付近に上昇した。同国債(2017年7月 償還、表面金利4.25%)価格は0.06ポイント下げ99.49。2年国債利回りは3 bp上げ3.99%となった。

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