米年末商戦:クリスマス直前は値引きに拍車、時間延長も-小売り各社

クリスマス前最後の週末を迎えた米国では、 半額セールや営業時間延長の恩恵を受けようと、米百貨店大手のJCペニーや シアーズ・ホールディングス、玩具小売りのトイザラスなどに買い物客が殺到 した。

前週末までに年末の買い物を済ませた消費者は2割に至らず、小売り各社 は22日と23日で年末商戦のほぼ1割の売り上げ達成を期待している。ただ、 全米小売業協会(NRF)によると、今年の年末商戦はここ5年で最低にとど まる見通し。

食品価格やエネルギーコストの上昇に加え、住宅ローンの焦げ付き問題を 抱える消費者を引き付けようと、小売り各社は値引きを進めている。このため、 業界の利益は圧迫される恐れがある。コンサルティング会社アリックスパート ナーズのマネジングディレクター、フレッド・クローフォード氏は「今季は値 引きの年だ」と語る。

JCペニーでは22日、セーターが5割引き、冬物コートが6割引きだった。 同業メーシーズでは週末に全店で午後1時までの特別値引きを開催。シアーズ は婦人向けパジャマを半額で提供した。

米国の消費者はできるだけ多くの値引きを得ようと、ギフト購入を遅らせ る作戦に出ている。クローフォード氏はこうした消費者について、「本当にお値 打ち価格で何が買えるのかを見定めようと、最後の瞬間まで待とうとする」と 語る。

国際ショッピングセンター評議会(ICSC)の主任エコノミスト、マイ ケル・ニマイラ氏によると、22日と23日の小売売上高は合わせて、11月の感 謝祭からクリスマスまでの売上高の9%を占める可能性がある。

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