タイ下院選:タクシン前首相支持派の国民の力党が第1党-連立協議へ

2006年のクーデター以降初の国政選挙で 23日投開票されたタイの下院選では、同クーデターで失脚したタクシン前首相 の政治復権を支持する「国民の力党」が第1党となった。投票者に対し、同前 首相下での堅調な経済を訴える戦略が奏功した。

ただ、サマック党首率いる国民の力党は定数480議席の下院の過半数確保 には若干及ばない見込みで、政権運営に向けた他党との連立を模索している。 国民の力党が第1党となったことで、第2党で反タクシン派の民主党を与党と する連立樹立の見込みはなさそうだ。

サマック党首(72)は23日遅くの記者会見で、「どの党にも連立を呼び掛 けたい」と述べ、「私が首相となる」と言明した。同党首は、医療費補助や農 村に対する現金支給といったタクシン前首相の政策継続を公約としている。

選挙管理委員会によると、現地時間23日午後10時半(日本時間24日午 前零時半)の開票率93%の時点では、国民の力党は228議席を、民主党は166 議席をそれぞれ獲得した。

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