芝浦メカが急騰、液晶パネル投資の回復で来期業績期待-ドイツ証強気

芝浦メカトロニクスの株価が5日ぶりに大 幅反発。液晶パネル設備投資の回復などを背景に来期(2009年3月期)の利益 が大きく伸びるとの見方が出ており、買いが先行した。午後零時34分現在の株 価は前日比38円(7.3%)高の557円で、東証1部の値上がり率5位。一時は 11%高の578円まで上昇した。

ドイツ証券は20日、投資判断を「HOLD」から「BUY」、目標株価を 640円から800円に引き上げた。日暮善一アナリストは「液晶パネル設備投資の 回復や液晶パネル用洗浄装置のコスト削減などにより、業績は今期(08年3月 期)をボトムに来期に27.6%の営業増益を達成しよう」との見方を20日付のリ ポートで示す。

液晶パネルメーカー各社が第7-10世代の新ラインの設備投資を積極的に 行うため、日暮氏は来期の液晶パネル設備投資が今期より62.7%増えると、予 想する。同氏は、液晶パネル製造装置の売上高を今期予想比17.9%増、液晶パ ネル用洗浄装置は採算を重視した受注活動により市場平均を下回る同25%増と 予想するが、「コスト削減で赤字幅を圧縮しており収益性は大幅に改善しよう」 (日暮氏)とみている。

芝浦メカのIR担当の寺井克己氏は受注環境について、「過去の反動がある ほか、次世代向けの受注が韓国や台湾などからすでに入っており、来期は今期よ りかなり上向くとみている」との認識を示す。もっとも、「韓国や台湾などロー カルメーカーとの価格競争は依然として厳しく、利益に関しては楽観できない」 (寺井氏)と話していた。

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