欧州債(21日):反落、10年債利回り4.30%-株高で需要が減退

欧州国債相場は5日ぶりに反落。メリルリ ンチがシンガポールから資金を受け入れる可能性があるとの米紙ウォールストリ ート・ジャーナルの報道を受け、株式相場が上昇したことが材料視された。

報道によれば、メリルリンチはシンガポールの政府系投資会社タマセク・ホ ールディングから50億ドル(約5670億円)の資金を受け入れる可能性がある。 メリルリンチは10月24日、住宅ローン関連投資で84億ドルの評価損を計上し たことを明らかにした。サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローンに関 連した金融機関の損失が拡大するとの懸念を背景に国債需要が高まり、ドイツ2 年国債の利回りは今週、7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げた。

ロイヤル・バンク・オブ・カナダの債券ストラテジスト、リチャード・マク ガイアー氏(ロンドン在勤)は「株式相場の堅調地合いが国債相場を圧迫した」 と指摘。「休暇を控えたポジション調整がみられた。金融市場の状況を考慮すれ ば、国債相場の下落は一時的なものとなる公算が大きい」と語った。

ドイツ10年国債利回りはロンドン時間午後4時10分までに、前日比6bp 上げ4.30%と、10日以降で最大の上昇となった。同国債(2017年7月償還、表 面金利4%)価格は0.49ポイント下げ99.53。2年国債利回りは4bp上げ

3.98%となった。

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