アジア株:MSCI指数が8日ぶり反発-ハイテク企業見通し懸念後退

21日のアジア株式市場で、MSCIアジ ア太平洋指数が8営業日ぶりに反発し、今月最大の上げとなった。米景気減速 が消費者の家電向け支出に影響を与えていないとの兆候から、ハイテク株が高 くなった。

米アップルのデジタル携帯プレーヤー「iPod(アイポッド)」や音楽機 能付き携帯電話「iPhone(アイフォン)」を生産する台湾の鴻海精密が高 い。アドバンテストも買われた。携帯電子メール端末「ブラックベリー」を生 産・販売するカナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)や携帯電話用半導 体で世界2位の米クアルコムが利益見通しを上方修正したことを好感した。

日盛投信基金(台北)で18億ドル相当の運用に携わる周栄正氏は、「エレ クトロニクス製品に対する需要が持続しているようで、ハイテク企業の見通し に対する投資家の懸念が後退した」と述べた。

中国人寿保険など中国の保険株も上昇。中国人民銀行が追加利上げしたこ とで、金利による投資収益が膨らむとの期待が広がった。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後3時57分現在、前日比1.4% 高の153.88と、11月29日以来で最大の上昇率となっている。週間ベースで は下落し、今週は1.9%安。前日までの7営業日で8%下落していた。このま まいけば年間では9.5%高と、年間上昇率は5年ぶりの低水準となりそうだ。

日経平均株価は前日比225円40銭(1.5%)高の1万5257円00銭で終 了。オーストラリアのASX200指数は1.1%高で引けた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE