米年末商戦:集客の決め手はスピーディーな商品精算-最後の週末迫る

米国では今年の年末商戦が過去5年間で最 悪になる可能性があるなか、小売り各社はレジでの待ち時間を短縮させて買い 物客を呼び込もうとしている。

玩具小売りチェーン、FAOシュワルツのニューヨーク店舗は、レジ係に 1時間当たりの精算件数を増やすことを義務づけた。家電量販店チェーン、サ ーキット・シティ・ストアーズは、インターネットで注文した24分後に店舗で 商品を受け取れるサービスを提供。米アップルの全米計178店の従業員は、手 のひらサイズの装置を持って店内を巡回し、商品代金を精算。電子メールで領 収書を送付している。

今年の年末商戦で最も忙しくなる見込みの週末を控え、小売店はスピーデ ィーな精算を集客の決め手にしている。米業界団体ミステリー・ショッピング・ プロバイダーズ・アソシエーションによると、待ち時間が短ければ短いほど、 顧客が再び来店する可能性は高まるという。

ニューヨーク5番街にあるアップルの店舗に居たロンドンからの旅行客は 「レジ待ちの列があったが、その列に並ぶ必要がないと知って『素晴らしい』 と思った」と言い、店内を巡回するレジ係のスピードが「この店でまた買い物 をしたくさせる」と語った。

国際ショッピングセンター評議会(ICSC)の主任エコノミスト、マイ ケル・ニマイラ氏によると、今年の年末商戦は、少なくとも過去3シーズンに 比べ消費者が贈り物のショッピングを先送りする傾向が強い。

米調査会社コールマン・リサーチ・グループのアナリスト、ジェーン・ハ リ氏は「競争は激しくなっている。スピーディーな精算は、差別化を図る1つ の方法だ」と指摘した。

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