日本株は小動き、外部環境落ち着き輸出高い-銀行など金融株は軟調

朝方の東京株式相場は動意に乏しく、前 日終値を挟んで小動き。米大手証券ベアー・スターンズの決算発表後の反応が ネガティブサプライズとならなかったことで、外部環境の改善期待からトヨタ 自動車やソニーなど輸出関連株が堅調。HDD事業売却が報道されている日立 製作所が高い。

半面、国内景気停滞からみずほフィナンシャルグループなど銀行株が下落。 ゴールドマン・サックス証券が投資判断を引き下げたオリックスなどその他金 融株、保険株などといった金融株は全般軟調。

十字屋証券の岡本征良投資情報室長は、「上昇で始まったが伸び切れない。 3連休前やクリスマス休暇から動きが鈍く、きょうは午後にポジション整理の 動きも予想される」との見方を示した。

午前9時17分時点の日経平均株価は前日比1円6銭(0.01%)高の1万 5032円66銭、TOPIXは3.20ポイント(0.2%)安の1454.36。東証1部 の売買高は概算で2億1272万株。値上がり銘柄数は646、値下がり銘柄数は 844。

東証業種別33指数の騰落状況では、値上がり業種が21、値下がり業種が 12。輸送用機器、電気機器、情報・通信、鉄鋼が高い。半面、銀行、保険、不 動産、その他金融、海運は安い。

ベアー・スターンズ株が上昇

20日に発表されたベアー・スターンズの9-11月期(第4四半期)決算 は、サブプライム関連の評価損やトレーディングならびに投資銀行業務の収入 減が響いて8億5400万ドル(1株当たり6.90ドル)の損失となった。1株当 たりの損失幅はブルームバーグがまとめたアナリストの予想平均のほぼ4倍。 株価は高安を繰り返しながらも、通常取引の終値は前日比0.9%高となった。 株式市場や外国為替市場など外部環境は落ち着きを示しており、輸出関連中心 に過度な悲観がやや和らいでいる。

電通が堅調、大東建は売り気配

個別では、オプトと提携を強化する電通が堅調。売買代金上位では新日本 製鉄やニコン、NTTなどが高い。

半面、クレディ・スイス証券が投資判断を引き下げた大東建託、大阪支店 で不適切な原価処理が行われていたことが判明した真柄建設がともに売り気配 で始まった。営業損失が発生する見通しの楽天KCに対して増資を引き受ける 楽天なども軟調。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE