イオンディ株が急落、来期以降の成長鈍化を警戒-日興シティ証格下げ

ビルの管理や警備保安などを手掛けるイオ ンディライトの株価が急反落。一時は前日比130円(5.5%)安の2250円まで 売り込まれ、10月5日(5.5%)以来、約2カ月半ぶりの下落率を記録した。主力 のイオングループからの施設管理受注が拡大して業績は順調に推移しているが、 来期以降の成長鈍化が懸念され始めている。株価に直近の業績急拡大を織り込 んだとの見方から、成長率が向上するまで様子見の投資家が増えたようだ。

日興シティグループ証券は20日付で同社の目標株価2500円を維持。直近 の上げで目標株価までのトータルリターンが縮小していることを理由に、投資 判断を「1H(買い/高リスク)」から「2H(中立/高リスク)」に引き下 げた。

担当アナリストの葛原健吾氏は「同社の業績は来期から安定成長フェーズ に入ると見られる」と指摘。直近の株価は合併による業績拡大を織り込んだと 考え、「更なる受注案件の増加や管理コストの低減が確認できるまで、中立の 投資スタンスをとる」とした。

イオンディが20日の取引終了後に公表した第3四半期累計(3-11月)業 績によると、本業のもうけを示す連結営業利益は前年同期比42%増の59億円で、 据え置かれた通期計画(76億円)に対する進ちょく率は78.8%となった。ダイ エーグループ130店からの受注で6億円の増収効果(2カ月分)が働いたほか、 イオングループからの受注も期初計画を上回り、売上高は29%増の1024億円に なった。

同社ディライトコミュニケーション部の倉方大輔部長は現在の収益環境に ついて、「好転する材料がある訳でないが、急速に悪化するような状況でもな い」ことから、若干の業績上振れも「計画の範囲内」(倉方氏)とした。ダイ エーからの受注効果は通期で15億円になるという。

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