ブッシュ米大統領:米経済は健全、国民の住宅への懸念を承知している

ブッシュ米大統領は20日、家計の負担 が上昇し住宅差し押さえが増加しているものの、米経済が引き続き健全である ことを米国民に強調した。

ブッシュ大統領はホワイトハウスでの記者会見で、「生活コストが上昇す ると米国民がみていることを懸念している」と指摘。「自分の周りの人々が持 ち家にとどまれるかどうか、国民が心配していることも私は承知している」と 述べた。

大統領は、米経済の「ファンダメンタルズ(基礎的諸条件)は力強い」と しながらも、米政権はリセッション(景気後退)回避に向けて「あらゆる選択 肢を検討する」姿勢を示した。具体的な内容には言及しなかった。

サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン問題については、「貸 し手は救済しないし、投機家を支援することもしないが、信用に足りる人たち が持ち家にとどまれるよう支援することははっきり言える」と強調した。

サブプライム関連証券投資に伴う損失を計上し、財務基盤強化に向けて米 金融機関がアジアや中東の政府系ファンドに出資を要請したことに関しては、 「金融機関の支援に向けた海外からの資本流入は問題ない」との見解を表明。 「問題なのは、外資を受け入れようとしなかったり、市場を開放しようとしな いこと、あるいは保護主義者になることだ」と述べた。

大統領はさらに、サブプライム関連の損失は「金融システムを通じて取り 組む必要性がある」との見方を示し、米金融機関は失敗した投資について明白 に示さなければならないと語った。「計上すべき評価損があるなら、今実施す る必要がある」と強調した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE