中国人民銀:今年6回目の利上げ-貸出金利、9年ぶり高水準(2)

中国人民銀行は20日、今年6回目の利上げ を発表した。11年ぶりの高水準となったインフレ率に対応し、景気沈静化を狙 う。

人民銀のウェブサイトによれば、1年物の基準貸出金利は、これまでより

0.18ポイント高い7.47%と、9年ぶりの高水準に引き上げられた。1年物の預 金金利は4.14%と、0.27ポイント引き上げられた。21日から適用される。

11月の中国消費者物価指数(CPI)は前年同月比6.9%上昇。不動産の値 上がりも2年ぶりの速いペースとなっている。中国本土株式市場の指標、CSI 300指数は年初来で倍以上に上昇。これまでの利上げや10回に及ぶ預金準備率 の引き上げでも物価や株価の上昇は抑制されておらず、政府は景気過熱懸念を強 めている。

スタンダード・チャータード銀行のシニアエコノミスト、スティーブン・グ リーン氏(上海在勤)は「インフレ期待が高まっており、人民銀は抑制のため積 極的な行動が本当に必要だ」と指摘し、「今後はさらに積極的になるだろう」と 述べた。

銀行預金を促すことで資産価格上昇を抑えるため、中国が預金金利の引き上 げ幅を貸出金利を上回る水準としたのは今年3回目。人民銀は、利上げは「景気 過熱」の抑制に向け必要だとしている。

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