町村氏:基礎的財政収支は若干悪化-11年度の黒字化目標堅持して努力

町村信孝官房長官は20日午前、臨時閣議 後の記者会見で、福田康夫政権が初めて編成して閣議決定した2008年度予算の 財務省原案に関連し、2011年度の基礎的財政収支(プライマリーバランス)の 黒字化との政府目標を達成できるかどうかについて、「プライマリーバランスは 若干悪化しているが、当然その方針で今後とも努力していく」と語った。

「4年連続で新規国債発行額を減らすことができた。財政健全化に向けた取 り組みは着々と進んでいる」と述べた。

町村氏の発言は次の通り。

2008年度予算の財務省原案について:

「社会保障、公共事業などで必要な歳出改革を進めるという骨太の方針 2006がある。それに基づいて今回もしっかりと歳出改革を行った。公共事業の 3%減、政府開発援助(ODA)の4%減など、減らすべきものを減らした。同 時に成長力強化や地域経済の活性化に役立つ予算、税制について、重点的に行っ た」

「地方は地方交付税がこのところ4年間ずっと減ってきたが、5年ぶりの増 加になった。証券税制などで画期的な案を作ることができた。結果として財政規 律がどうなったかということも大変重要なことだが、新規国債発行額が25兆 3500億円ということで、税収の伸びが大変小幅だが、4年連続で新規国債発行 額を減らすことができた。財政健全化に向けた取り組みは着々と進んでいる」

「対国内総生産(GDP)比の国債発行残高は147%だ。1%低下させるこ とができた。これは9.8兆円の元本の返済に充てる措置を講じたが、まだ依然と して残高が高いということも忘れてはならない。国債依存度もかつて一番高いと きは46、47%あったが、07年度は30.7%、08年度は30.5%というぐあいに、 最大の時期に比べればずいぶん減らすことができた。まだ依存度が高いので財政 規律を維持しながら、必要な予算でメリハリを付けていくことが求められてい る」

「一方、プライマリーバランスは若干悪化している。これは国の分であって、 地方の分を合計するとどうなるか計算ができていないので、いずれ計算ができれ ば数字をお示しできると思う」

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE