7-9月の英GDP確定値:前年同期比3.3%増-予想上回る(2)

英政府統計局(ONS)が20日発表した2007 年7-9月(第3四半期)の国内総生産(GDP)確定値は前年同期比3.3%増と、 エコノミスト予想を上回った。個人消費がここ1年余りで最も高い水準となったこ とが寄与した。11月23日発表の改定値は3.2%増だった。

前期比では0.7%増。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト26 人の調査中央値では、前年同期比3.2%増と見込まれていた。

世界的な信用市場の低迷で銀行の損失が拡大し、住宅市場が鈍化したことを受 け、景気拡大はすでにピークに達した可能性がある。イングランド銀行の金融政策 委員会(MPC)は、今月6日に2年ぶりに政策金利を引き下げた際に、全会一致 で利下げを決めた。金融市場の混乱は、インフレ高進よりも景気に対する大きなリ スクであると指摘した。

INGフィナンシャル・マーケッツ(ロンドン)のエコノミスト、ジェーム ズ・ナイトリー氏は、20日発表された統計について「これは3カ月前のものだ」 と指摘。「成長リスクは下振れに向かっている」と述べた上で、「住宅市場の懸念を 加味すれば、向こう数カ月で経済が幅広い分野で低迷することを示唆している」と の見方を示した。

7-9月期の個人消費は前期比1.1%増と、06年4-6月(第2四半期)以降 で最大の伸びとなった。従来の1%増から上方修正された。07年7-9月期の固 定投資は2.4%増と、従来の1.6%増から改定された。

ポンドは統計発表後、前日比0.1%高となった。ロンドン時間午前9時46分 現在は1ポンド=1.9938ドルで推移している。前日の取引で、ポンドは3カ月ぶ りに2ドルを割り込んだ。

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