日本株は伸び悩む、銀行株が上げ縮小-三菱UFJは「引き続き検討中

午後の東京株式相場は伸び悩んでいる。 米大手銀行が設立を検討中の米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ロ ーン対策基金への拠出について、会社側が「引き続き検討中」とした三菱UF Jフィナンシャル・グループが、基金への拠出見送り期待の後退で上げが縮小。 他のメガバンクも同様の値動きとなった。生産堅調や提携強化から新日本製鉄 など鉄鋼株は引き続き急伸。

豊証券の菊池由文取締役は、「税制改革や建築基準法、金融商品取引法な どの景気への影響が懸念され、投資家は見送り気分を強めている」と主張する。 年内に株式を現金化するにはきょうあすが最終段階だとし、「持たざるリスク が感じられない」(同氏)ことから需給要因は厳しいと見ていた。

株価指数は上昇しているものの、東証1部の騰落銘柄数では値上がり銘柄 数は441、値下がり銘柄数は1157と値下がりが多い。

午後1時35分時点の日経平均株価は前日比75円42銭(0.5%)高の1万 5105円93銭、TOPIXは7.12ポイント(0.5%)高の1463.91。東証1部 の売買高は概算で11億3285万株。一方、昼休み中の東証立会外では約640億 円のバスケット取引が成立した。

午後の東証業種別33指数の騰落状況では、値上がり業種が18、値下がり 業種が15。銀行、鉄鋼、保険、卸売が高い。電気・ガス、化学、機械は安い。

日本株の投資家見通しは改善

米メリルリンチがファンドマネジャーを対象に実施した12月の調査によ ると、信用市場のひっ迫で金融機関の貸し渋りが生じるなか、企業利益の伸び に関する見方は過去約10年間で最も悲観的となっている。その中で日本株へ の投資姿勢については、日本株をオーバーウエートとする投資家が前回調査 21%から25%へと増加、アンダーウエートしている投資家は47%から35%へ と低下した。「世界の投資家がリスク回避的になる中で、消去法的に日本株へ の資金配分が改善した」(メリルリンチ日本証券の菊池正俊チーフ株式ストラ テジスト)という。

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