米ベアーSを英バークレイズが提訴-ヘッジファンドの破たんで損失

英銀バークレイズは19日、米証券会社ベ アー・スターンズを提訴した。同社のヘッジファンド破たんによって生じた損 失の賠償を求めている。ベアー・スターンズのヘッジファンドは米国のサブプ ライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン関連証券への投資が響き、破たん した。

19日にマンハッタンの連邦裁判所に提出された訴状によると、バークレイ ズ傘下のバークレイズ・バンクは、ベアー・スターンズが破たんしたファンド について不利な財務情報を隠ぺいしていたと主張し、賠償を求めている。

ファンドを運用していたラルフ・シオフィ氏は先週、ベアー・スターンズ を退社した。連邦検察当局は同氏が自身の資金をファンドから引き出したかど うかを捜査している。バークレイズは同氏のほか、ベアー・スターンズ・アセ ット・マネジメントのシニア・マネジングディレクター、マシュー・タニン氏 を被告に加えている。

バークレイズは被告の詐欺と共同謀議、受託義務違反を主張し、タニン氏 の2月の電子メールを証拠として提出している。同氏はメールで、ファンドが 「月間ベースで過去最高の成績を上げた」とし、「ヘッジは非常にうまく行っ ている」と伝えていたという。バークレイズは、その時点でファンドが「厳し い」流動性不足に襲われていたと主張している。同社は3月にベアー・スター ンズのファンドに2回目の投資を行っている。バークレイズの広報担当者ピー ター・トゥルエル氏はコメントを控えた。

ベアー・スターンズの広報担当者は電子メールで、訴状をまだ見ていない が、「バークレイズは責任を回避しようとしているのだろう」とコメントした。

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