米モルガンSの報酬準備金、増加-マックCEOは自身のボーナス返上

米証券大手モルガン・スタンレーのジョ ン・マック最高経営責任者(CEO)は同社始まって以来の四半期赤字を受けて、 今年のボーナスを返上した。一方で、他の従業員への支払いに充てる準備金の総 額は増加した。

モルガン・スタンレーの発表によると、給与と各種手当て、賞与を合わせ た同社の従業員報酬の準備金は165億5000万ドル(約1兆8750億円)とな り、前年度の139億9000万ドルから18%増えた。報酬の約60%を占めると みられる賞与分は99億3000万ドル(前年度は83億9000万ドル)に増えた ことになる。

06年度に4000万ドルを得たマックCEOは、07年9-11月(第4四半 期)の94億ドルの評価損などの責任を取る形で今年のボーナスは受け取らない と表明した。モルガン・スタンレーは総収入のうち報酬に充てる部分を59%と、 前年度の47%から引き上げた。株式関連業務や投資銀行、富裕層向け資産運用 など増収だった部門の従業員に報いるためだという。

コルム・ケレハー最高財務責任者(CFO)は19日のインタビューで、 評価損がなければ「通期は全社的に過去最高益だった」とした上で、「経営陣も 取締役会も、結果を出し成績を上げた従業員が報われないのは不適切なことだと いう点で同意した」と述べた。

11月30日時点のモルガン・スタンレーの従業員数は4万8256人。それ に基づくと、1人当たりの報酬は34万3004ドル(前年度は32万4320ド ル)となる。ボーナス部分は20万5802ドル(同19万4592ドル)に増えた。

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