リッチモンド連銀総裁:景気は「今後数カ月間」非常に弱い(2)

米リッチモンド連銀のラッカー総 裁は19日、住宅市場の低迷が続くなか、米景気拡大は今後数カ月間 「非常に弱い」状態にとどまるとの見通しを示した。

同総裁はノースカロライナ州での講演用テキストで、「米経済は今 後数カ月間も非常に弱いものになるになるだろう」と予想。さらに、「 景気見通しに対する最も可能性の高いリスクは下振れ方向だ」と付け 加えた。

同総裁は政策決定に関し記者団からの質問に答え、「現時点ではこ れまでの政策に満足している」と述べた。「われわれは会議ごとにデー タの展開を吟味する」と付け加えた。

消費者支出や輸出が住宅市場低迷からの影響を補うなか、同総裁は 08年の経済成長率見通しについては引き続き2-2.25%とみている。

同総裁は「住宅建設や販売は来年半ばまでに底打ちする公算は小さ く、来年も相当の期間にわたり住宅部門が景気にとって重石になるだろ う」と述べた。さらに、「雇用拡大に伴う所得増が消費支出の拡大を下 支えするだろう」との見方を示した。

経済成長率見通し

同総裁は経済成長率が恐らく第4四半期に年率1%と、7-9月 (第3四半期)の4.9%から鈍化するとの見方を示した。同総裁はイン フレ見通しについては「安心していない」との見方を示すとともに、今 年見られた改善が「もっと長期にわたり持続していないことに失望して いる」と述べた。さらに講演後に記者団に対し、「インフレ期待の上昇 が懸念要因だ」と語った。

FRBは18日、スタッフがまとめたサブプライム(信用力の低い個 人向け)住宅ローンに対する新たな規制導入の提言を全会一致で承認し た。

同総裁は新規制について、「米消費者の保護を著しく改善する力強 い政策だ」との見解を示した。同総裁はその上で、規制の厳格化には 「コストを伴い」、一部の消費者には入手可能な住宅ローンが減少する 可能性があると指摘した。

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