NY外為:円が上昇、サブプライム損失拡大懸念でキャリー取引解消

ニューヨーク外国為替市場では円がユーロ、 英ポンド、豪ドルに対して上昇。サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅 ローンの損失が拡大するとの観測が広がり、低金利の円で資金を調達し、高金 利通貨で運用するキャリー取引の需要が減少した。

米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が金融保証大手2 社のMBIAとアムバック・ファイナンシャル・グループの格付け見通しを 「ネガティブ」に引き下げたことを手掛かりに円が上昇した。ドルはユーロに 対して10月以来の高値に上昇、対ポンドでは3カ月ぶりに1ポンド=2ドル を割り込んだ。投資家が米国債に質への逃避を求めたのが背景だ。

AIGファイナンシャル・プロダクツ(コネティカット州ウィルトン)で外 為取引の世界責任者を務めるジェフ・グラドスタイン氏は、「サブプライム問 題や信用問題を取り除くには時間がかかる。来年第1四半期いっぱいで何とか 乗り切るだろう」と語った。

ニューヨーク時間午後3時43分、円はユーロに対して163円07銭と、前日 の163円46銭から上昇した。対ドルでの円は113円36銭(前日113円40銭)。 一時は112円75銭まで上昇した。ドルはユーロに対して1.4384ドルと前日の

1.4414ドルから上昇した。一時は10月26日以来の高値となる1ユーロ=

1.4326ドルをつけた。英ポンドはドルに対して1.9969ドルと、前日の2.0145ド ルから下落した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE