欧州債:2年債上昇、利回り3.98%-独景況感やモルガンSの赤字決算で

欧州2年国債相場は上昇した。独景況感指 数が予想よりも低下したほか、米モルガン・スタンレーの四半期決算が上場以来 で初めて赤字となったことを受けて、金融市場の混乱が経済成長を抑制し、利下 げにつながるとの観測が広がった。

ドイツのIfo経済研究所が発表した12月の企業景況感指数はほぼ2年ぶ りの低水準に落ち込んだ。記録的な原油高と信用コスト上昇が景況感を押し下げ た。米連邦準備制度理事会(FRB)は、金融システムに資金を供給する目的で 実施した期間28日のターム物資金入札(規模200億ドル=約2兆2600億円)の 落札利回りが4.65%だったと発表。これが国債相場の上値を重くした。

モルガン・スタンレーの首席債券エコノミスト、ヨアヒム・フェルス氏は、 「支払い能力が依然として危機的状態にあることがさらに明らかになるだろう」 と述べた上で、「銀行のバランスシートはますます厳しくなっている。欧州中央 銀行(ECB)は180度転換を迫られ、次の政策金利の変更は引き上げというよ りは引き下げとなるだろう」との見方を示した。

ドイツ2年国債利回りはロンドン時間午後4時20分までに、前日比4ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し3.98%となった。一時は3.91% まで低下した。同国債(2009年9月償還、表面金利4%)価格は0.07ポイント 上げ100.01。10年国債利回りは2bp上げ4.32%となった。

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