電子工業の世界生産額は7%増、伸び鈍化へ-JEITAが見通し(2)

電子情報技術産業協会(JEITA)は 19日、2008年の電子工業世界生産額の伸び率が前年見込み比7%と、07年の 8%から鈍化する見込みだと発表した。テレビや携帯電話など主力製品の伸び 率が前年を下回る。

08年の生産額は189兆3990億円の見通し。このうち、日系企業の世界電 子工業生産見通しは同6%増の46兆7103億円。

世界生産額の内訳は、電子機器が同6%増の120兆5383億円。このうち テレビは同11%増の17兆4080億円(07年は19%増)、携帯電話が同6%増 の16兆8000億円(同8%増)といずれも伸び率が鈍化する。

電子部品・デバイスの生産額は68兆8607億円の見通し。伸びは8%と、 前年(7%)を上回る。半導体が同8%増の33兆853億円と、前年の伸び率 6%を上回り好調の見通し。

サブプライムの影響を新興国がカバー

一方、電子工業にITソリューションサービスも加えた電子情報産業全体 の生産額も同7%増の243兆3159億円を見込んでいる。JEITAの町田勝 彦会長(シャープ会長)は19日都内で会見し、来年は「グローバルに見た場 合、経済状況は底堅く推移する」との見通しを示した。

特に日系企業の電子情報産業生産額が6%増の52兆5000億円と「初の50 兆円台」に届くことに触れ、「日本の電子情報産業が重要なポジションを続け る」と語った。

町田会長は来年の業界動向について前半にはサブプライム(信用力の低い 個人向け)住宅ローンの影響が欧米で残るほか、原材料価格の上昇懸念はある ものの、新興諸国の需要増が十分に補うと強調。特に五輪が開催される中国の 来年の液晶テレビ需要は「日本の倍に当たる1500万台ぐらい」に達するとの 見通しを示した。

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