米ベアーS、ヘッジファンド運用者が退職-当局は資金引き出しで調査

米証券会社ベアー・スターンズは、同社 のヘッジファンドマネジャーだったラルフ・シオフィ氏(51)が退職したこと を明らかにした。米検察当局は同社のヘッジファンド2本が7月に破たんする 前に、同氏が自分の資金を不正にファンドから引き出したか調査している。

ベアー・スターンズの広報担当者、エリザベス・ベンチュラ氏は18日の インタビューで、シオフィ氏が先週、退職したと述べた。退職理由や連邦当局 の調査についてのコメントは控えた。シオフィ氏は運用を担当していたファン ドでのサブプライム(信用力が低い個人向け)住宅ローン関連投資が明らかに なり始めた6月にヘッジファンドのマネジャーを解任されたが、その後も顧問 として同社に在籍していた。

シオフィ氏は、自身の退職についてのコメントを差し控えた。ベアー・ス ターンズに近い関係者によると、ファンド整理業務でシオフィ氏の役割が完了 したことが退職理由という。

3人の関係者によれば、ニューヨーク連邦地検と証券取引委員会(SE C)は、ファンドからのシオフィ氏自身の資金の一部引き揚げを調査している。 シオフィ氏に対する調査は、ヘッジファンド破たんに関する幅広い調査の一部 という。7月に破たんしたファンド2本の投資家は、計16億ドル(約1810億 円)の資金を失った。

同氏への当局調査は、18日付の米紙ウォールストリート・ジャーナル紙が 先に報じていた。

関係者の1人によると、シオフィ氏は運用していたファンドの一つに投じ ていた自身の資金の3分の1相当の200万ドルを3月より前に引き揚げ、同氏 が設立した別のファンドに投資できるようにした。同関係者は、シオフィ氏自 身の資金引き出しが、ファンド問題が起こる前だったと述べた。

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