太陽工機株が新規上場、初値は公募価格と同じ1400円-新規性乏しい

研削盤メーカーの太陽工機が19日、ジャ スダック市場に新規上場した。公募価格1400円に対し、初値は同値の1400円。 公募価格に割高感はないものの、業態としての新鮮味がないことや投資家の関心 がジャスダック・ネオに向かっているとの見方があり、その後は初値を挟んだ動 きとなっている。

同社は自動車部品などの仕上げ工程で使用される研削盤の製造販売を行って いる。同機の設置方法は横形が主流だが、同社は省スペース化のための縦型を提 案。工場の有効活用につながるとしてメーカー側に受け入れられ、普及に弾みが 付いている。

公開に際しては公募41万6000株、売り出し14万3600株(このほかオーバ ーアロットメントによる売り出し8万3000株)を実施。主幹事は野村証券。ジ ャスダック市場のPER(株価収益率)18倍に対し、公募価格のPERは9倍。

モーニングスター調査分析部の藤井知明シニアアナリストは「公募価格は同 業態としてはほぼ妥当水準。業態の新規性に乏しいことから、業績変化率の高さ をどこまで評価するかが焦点になりそう」との見解を示した。

業績は順調。2008年3月期単独の売上高は前期比17%増の64億円、営業利 益は35%増の8億400万円、純利益は55%増の4億4700万円(1株利益154.35 円)を見込んでいる。市場での縦型のシェア拡大に加え、収益率の高い大型機や 高付加価値な機械の売れ行きが良い。

同社の渡辺登社長は「航空機、風力、原子力など、エネルギー関係が次のマ ーケットと捉えている。中期的には世界の中で原子力発電など大きなビジネスが 早期に展開するとみている」と主張。来春には新商品を原子力関連に投入する計 画だと述べた。エネルギー向けの拡大を背景として、5年以内に米国向けの輸出 比率を30%に高める方針。

--共同取材:柿崎元子 Editor:Makiko Asai 、Shintaro Inkyo

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