TOPIXは小高い、銀行や鉄鋼株中心に買い-様子見で方向感乏しい

朝方の東京株式相場は、TOPIXが小 幅高で推移。19日付の産経新聞朝刊で、サブプライム基金に協力しないと報 じられた三井住友フィナンシャルグループを中心に銀行株が上昇。コマツなど の機械株、新日本製鉄などの鉄鋼株、三菱商事などの大手商社株も買われてい る。

半面、シャープや松下電器産業などの電機株が下げ、武田薬品工業などの 医薬品株、JR東日本などの陸運株、三井住友海上火災保険などの保険株に売 りが先行。東証業種別33指数は20業種が上昇し、下落は13。この日の海外 市場では、モルガン・スタンレーやベアー・スターンズなどの大手金融機関の 決算が控えている上、国内ではあす20日に日本銀行の政策委員会・金融政策 決定会合が終了する。投資家の様子見姿勢は強く、市場エネルギーが減少する 中で先物主導の展開となり、方向感を見出しにくい。

午前9時33分現在の日経平均株価は前日比8円92銭(0.1%)安の1万 5198円94銭。TOPIXは同4.13ポイント(0.3%)高の1473.90。東証1 部の出来高は3億3932万株。

リテラ・クレア証券の井原翼理事・情報部長は、「東京市場の需給環境は 依然として悪い。ただ、前日は日経平均の1万5000円付近で買いが入った。 アジア株が崩れない限り、きょうは1万5100円-5300円の範囲で底堅く推移 するだろう」との見方を示した。

テアトルが大幅高、日化薬が売り気配

個別では、次期に予定していた大型物件の販売が前倒しされたことなどを 理由に、今期(08年3月期)の業績予想を上方修正した東京テアトルが大幅 高。半面、リアプロジェクション・テレビ市場の縮小の影響から、通期(08 年5月期)の業績予想を下方修正した日本化薬が売り気配となっている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE