PIMCOのグロス氏:米経済は08年に「緩やかな」リセッションに

債券ファンド最大手、米パシフィック・イ ンベストメント・マネジメント(PIMCO)の投資責任者ビル・グロス氏は 18日のテレビインタビューで、米経済は2008年の緩やかなリセッション(景気 後退)に向かっているとの見方を示した。

グロス氏は、「住宅不況とその消費への影響に基づいた緩やかな」景気収縮 を予想し、米経済の08年の平均成長率が最低で1%となるだろうとの見通しを 示した。ブルームバーグ・ニュースが実施したエコノミスト調査では、08年の 成長率は平均で2.3%(62人の中央値)と予想されている。グロス氏はまた、 米金融当局が利下げを継続する必要があるだろうとの見解を繰り返した。

グロス氏は、米金融当局が17日に実施した28日物資金200億ドル(約2 兆2700億円)の入札の結果が、どの程度の追加利下げが必要かの目安になると の考えを示した。結果は19日に公表される。米連邦準備制度理事会(FRB)は 12日に、4回の入札を計画していることを明らかにしている。

グロス氏は「応札規模が知りたい」として、500億ドルや1000億ドル、ま たはそれ以上になるようならば、「資金が逼迫(ひっぱく)していることが分か る」と述べた。

同氏はまた、落札金利が高いほど、金融システムへの負荷が高まっている ことが示されると指摘した。最低応札金利は4.17%となっている。落札金利が 公定歩合の4.75%に近づくようであれば、「米国に本物の流動性危機が生じてい ることを示すものだ」と同氏は述べた。

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