欧州株:下落、ゴールドマンCFOの「慎重」発言を嫌気-銀行株安い

欧州株式相場は下落。証券最大手の米ゴー ルドマン・サックス・グループが向こう数四半期の業績に対し「慎重」な見方 を明らかにしたことが材料視された。

スイスの銀行、クレディ・スイス・グループと、英銀バークレイズは下落。 スイスの食品メーカー、ネスレも安い。UBSがネスレ株の投資判断を引き下 げたことが響いた。

ダウ欧州株価指数は前日比0.1%安の360.43で終了した。欧州中央銀行 (ECB)が信用市場のこう着状態を打破するために、金融システムに4386億 ユーロ(約56兆9600億円)の資金を供給したことを受け、一時は0.9%上昇 した。同指数は年初来では1.3%安となった。6年半ぶり高値を付けた6月1 日来では10%下げている。

ダウ欧州50種株価指数は前日比0.2%下げ、ダウ・ユーロ50種株価指数 は0.1%低下した。

Iimiaミトンオプティマル(英国・エクセター)で約24億ドルの資産 運用に携わるリチャード・スコット氏はゴールドマン・サックスについて「信 用市場での損失拡大に関し、あいまいな態度を取っている」と指摘した上で、 「金融セクターで巨額評価損が追加発生するとの懸念が再燃している」と語っ た。

クレディ・スイス、バークレイズ

クレディ・スイスは1.2%下げた。バークレイズは1.7%安。英住宅金融の アライアンス・アンド・レスターは3.5%安。米格付け会社ムーディーズ・イ ンベスターズ・サービスが、アライアンスの格付けを引き下げの方向で見直す と発表したことが売りにつながった。

ネスレは2.8%下落。UBSはネスレ株の投資判断を「買い」から「中 立」に下方修正した。ドイツ銀行もネスレ株を「買い」から「ホールド」に引 き下げた。

石炭火力発電所を保有する英ドラックス・グループは6.8%安と、2005年 12月の上場以来で最大の下げとなった。

英独仏の株式指標

英国FT100指数は前日比1.50ポイント高の6279.30。FTオールシェア 指数は同2.21ポイント(0.1%)上げ3187.51。

ドイツのDAX指数は25.30ポイント(0.3%)高の7850.74。HDAX指 数は13.22ポイント(0.3%)上昇し3993.75。

フランスのCAC40指数は5.51ポイント(0.1%)下げ5509.37で終了し た。

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