米財務長官:ファニーなどの「ジャンボ」ローン買い取りに前向き(2)

ポールソン米財務長官は17日、フロリ ダ州オーランドでインタビューに答え、米住宅ローン市場への最大の資金供給源 であるファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当 公社)に「ジャンボ(大口)」ローンの買い取りを認めることに前向きな考えを 示した。

「ジャンボ」ローンは41万7000ドル(約4710万円)を超える大口の 住宅融資。ポールソン長官はファニーメイとフレディマックにジャンボローンの 買い取りを認めれば、落ち込んだ同市場を「活性化」させることができるとの見 方を示した。また、ジャンボローン買い取り許可は政府支援機関(GSE)であ る2社の監督に関する法改正案に盛り込むべきだとの考えを示した。

ポールソン長官は、われわれは「フレディマックとファニーメイの買い取 り上限を一時的に引き上げる案を支持するだろう」として、「議員らと話してい るが、GSE改革への抵抗は弱まっている」と述べた。

チャールズ・シューマー米上院議員(民主、ニューヨーク州)など議員ら は、ファニーメイとフレディマックの監督機関である米連邦住宅公社監督局(O FHEO)に、両社が住宅ローン買い取りを増やせるよう規制を緩和することを 呼び掛けている。

ポールソン長官はまた、両社にジャンボ住宅ローンの証券化を許可する案 の検討を議員らに提案したバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の考 えに賛成だとして、「バーナンキ議長と私は同じ考えだと思う」と述べた。

ポールソン長官は同地での講演後の質疑応答で、ファニーメイとフレディ マックの大口ローン買い取りの上限額を「永久に」引き上げるのは「良い政策で はない」との考えを示した。

同長官はまた、差し押さえによって自宅を失う恐れのある住宅保有者を政 府資金で救済する案には反対の考えを示した。グリーンスパン前FRB議長は同 案が望ましいと発言していた。

またポールソン長官は、米銀シティグループが傘下のストラクチャード・ インベストメント・ビークル(SIV)の救済を決めたことを評価する考えを示 した。英銀HSBCホールディングスなども傘下SIVの救済に動いており、同 長官はこのような動きは銀行の「資本が十分」であることの表れだと指摘した。

ただ、同長官の主導で大手米銀が構想をまとめたSIV救済基金「マスタ ー・リクイディティ・エンハンスメント・コンデュイット(M-LEC)」の年 内の発足を予想しているとの発言は繰り返さなかった。

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