豪ドル、NZドル:軟調-対米での金利上乗せ幅拡大観測が後退

18日の外国為替市場で、オーストラリア・ ドルは米ドルに対し3カ月ぶり安値付近で推移している。ニュージーランド(N Z)ドルは3週間ぶり安値に下落した。豪州、NZ両国の米国に対する金利上 乗せ幅が拡大するとの観測が後退した。

豪ドルとNZドルは対円で下落。アジア株安を受け、低金利通貨で調達し た資金で高金利建て資産を買い入れるキャリー取引を縮小する動きが広がった。 ただ、豪ドルはその後、下げ幅を縮小。オーストラリア準備銀行(RBA)が 公表した4日の政策決定会合の議事録で、この会合では政策金利を据え置いた ものの、利上げをする国内的な理由があったことが明らかにされたことが背景。

米ウェルズ・ファーゴの為替ストラテジー責任者、ニック・ベネンブロー ク氏(ニューヨーク在勤)は、「現時点では米追加利下げの見通しは一段と不透 明となり、それが米ドルを押し上げている」と指摘し、「各国の株式相場の大幅 下落も豪ドルやNZドルなどの高金利通貨に打撃を与えている」と述べた。

豪ドルはシドニー時間午後零時22分(日本時間午前10時22分)現在、 1豪ドル=0.8583米ドル。アジア時間17日遅くは0.8579米ドルだった。17 日は一時0.8558米ドルと、9月20日以来の安値を付けた。対円では3日続落 となり、1豪ドル=97円04銭。17日は97円16銭だった。

NZドルは1NZドル=0.7529米ドル(17日は0.7565米ドル)。一時 は0.7516米ドルの安値を付ける場面もあった。対円では、1NZドル=85円 11銭(17日は85円67銭)と続落。一時は84円81銭と6日以来の安値とな った。

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