米FRB、高官2人の見解の公表見合わせ-新たな融資規制で

略奪的融資を規制する新たな規則作りを進 めている米連邦準備制度理事会(FRB)が、この取り組みに関する高官2人 の見解の公表を見合わせている。

公表されていないのは、アトランタ連銀のデニス・ロックハート総裁と、 フィラデルフィア連銀の監督担当グループのマイケル・コリンズ氏の新たな規 則に関する見解。背景には、住宅不況に伴って景気が減速し住宅担保差し押さ えが増加していることや、民主党議員がFRBの対応は遅すぎると批判してい ることがある。

新たな規則の内容が議員にとって期待外れなものにとどまれば、バーナン キFRB議長の権限低下につながる恐れもある。

全米消費者法センター(NCLC)のアリーズ・コーエン氏は「一般市民 は、銀行融資の実態を調査している人たちの見解を知る権利がある」と指摘。 調査している人たち自身が新たな規則に盛り込むべきと考えている項目が何か が分からないと語った。

FRBは新たな規則をめぐる一般からの意見聴取手続きの一環として、ロ ックハート、コリンズ両氏のものを除くすべての見解を公表。その上で、公表 の方針について「技術的な理由で修正が必要な場合を除き、提出されたままの 状態で編集をせずに公表されている」と説明した。

新たな規則は、高金利融資の繰り上げ返済制限や銀行による借り手の返済 能力の査定方法、書類審査をほとんどしない融資の禁止などに関する条項が盛 り込まれる見込み。原案は18日に発表される。

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