CDS株がヘラクレス上場、初値は公募比31%高に-3次元CAD展開

大証ヘラクレスにきょう新規上場したCD Sの株価は、午前10時に公開価格(9万円)を31%上回る11万8000円で初値 を形成した。直後に11万4000円まで下げたが、その後は買いが優勢となり、1 万4000円まで値を切り上げる展開。午前10時14分時点での売買高は1万4194 株に達し、公開株数1万300株(公募9000株、オーバーアロットメントによる 追加売り出し1300株)をすでに上回っている。主幹事は野村証券が務める。

同社は、3次元CAD(コンピューターを利用した設計)など技術系システ ムの開発・運用から企画・コンサルティングまでを手掛けるほか、電気製品や自 動車などの取扱説明書の作成、技術者を派遣する技術支援も手掛ける。2007年 6月中間期時点の主な取引先は三菱自動車、シャープ、三菱電機エンジニアリン グなど。

同社の芝崎晶紀社長は、上場前のブルームバーグ・テレビジョンでのインタ ビューで、「開発から生産、販売、ユーザーサポートいう形でのシームレスに業 務を展開している会社というのは、当社以外に日本にはまだないのではないかと 思う」と述べ、ここが他社と一番差別化の出る部分との認識を示した。

取扱説明書やカタログを作成するドキュメンテーション事業の売り上げの比 率が、直近では連結で33%、単体では68%となっており、「ドキュメンテーシ ョンは順調に伸びているので、今回の新規上場をきっかけに、この部分をより伸 ばしていきたい」(芝崎社長)としていた。

07年12月期通期の予想連結業績は、売上高が前期比8.3%増の56億5700 万円、経常利益は同2.3倍の3億3000万円。1株当たりの純利益は2074円を見 込む。公開価格から算出した予想PER(株価収益率)は43倍。調達する資金 は、借入金返済のほか、ヨーロッパでの拠点新設に充てる予定だ。

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