米社債保有リスク上昇-ムーディーズが金融保証会社の見通し引き下げ

17日のクレジット・デフォルト・スワッ プ(CDS)市場で、米企業の社債の保証料が上昇した。格付け会社ムーディ ーズ・インベスターズ・サービスが金融保証会社最大手MBIAの格付け見通 しを引き下げるとともに、同業2社の格付けを引き下げ方向で見直すと発表し たことがリスク意識を高めた。

MBIAのCDSスプレッドは約2週間ぶりの高水準となった。ムーディ ーズが格下げ方向で見直すとしたFGICとXLキャピタル・アシュアランス のCDSスプレッドも上昇した。

金融保証会社の格下げは地方債や社債、資産担保証券の格付けを脅かし、 金融機関に米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン関連などで一 段の評価損を生じさせる恐れがある。一部投資家は格下げされた証券の売却を 迫られる公算がある。

フェニックス・パートナーズ・グループによると、米企業のデフォルト(債 務不履行)リスクの指標であるマークイットCDX北米投資適格指数のCDS スプレッドは3.5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し78.75bp。 CDSスプレッド1bpは債務1000万ドルに対する保証料1000ドルを意味す る。CDSスプレッド上昇は信用の質が劣化したとの認識を示唆する。

CMAデータビジョンによると、MBIAのCDSスプレッドは21bp上 昇の460bpと12月5日以来で最高。同社傘下のMBIAインシュアランスは 19bp上昇して226bp。FGICは26bp上昇の546bp、XLは15bp上 昇の568bpとなった。

一方、ムーディーズが「AAA」格付けの据え置きを決定したアムバック ・ファインナンシャル・グループは37bp低下し553bp。

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