ムーディーズ:CDO20兆円相当を格下げ方向で見直し中-影響拡大か

格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・ サービスは18日、今月初めの時点で米住宅ローン関連の債務担保証券(CDO) 1740億ドル(約19兆7000億円)相当が格下げ方向での見直し対象となってい たことを明らかにした。

ムーディーズは11月に、仕組み金融証券で組成したCDO509億ドル相当 を格下げしている。格下げ対象は全体の約9.4%だった。12月にも大規模な見 直しが続いていることは、米国のサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅 ローン危機悪化を示している可能性がある。

また、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)はこの日、67億ドル相 当を格下げした。今までに570億ドル相当を格下げまたは格下げ方向の見直し 対象としている。

両社にフィッチ・レーティングスを加えた格付け会社3社は11月に、過去 最大規模となる2007のCDOを格下げした。モルガン・スタンレーは9日付の リポートで、米国のサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン焦げ付 き急増が主な理由だと指摘した。サブプライム問題では、CDOが金融機関の 損失の最大の源になっている。

ムーディーズの発表によると、同社はCDOの格付け見直しを2006年より 前に組成されたものにまで拡大した。今後数カ月に「格付けについてのさらな るマイナスの行動」を予想しているという。11月末時点では、ムーディーズが 格付けした仕組み金融CDOの32%が見直し対象となっていた。

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