UBSの投資判断引き下げ、市場の利益予想は「非現実的」-CIBC

CIBCワールド・マーケッツは17日、 資産規模で欧州最大の銀行、スイスのUBSの投資判断を引き下げた。同社の 利益に関する市場予想は「非現実的」だと指摘した。

CIBCのアナリスト、メレディス・ホイットニー氏は17日付のリポート で、「UBS株の現在の水準は、利益予想が非現実的であることから考えて割 高だ」と指摘。投資判断を「セクターアンダーパフォーマー」とし、従来の「セ クターパフォーマー」から引き下げた。CIBCはUBSの2008年通期1株利 益予想を、アナリスト予想平均よりも19%低い3.80ドルと見積もっている。

UBSは先週、米国のサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン 危機の影響で100億ドル(約1兆1300億円)の評価損を計上する見通しである ことを公表。10-12月(第4四半期)の利益見通しを撤回し、通期赤字の可能 性を示唆した。

ホイットニー氏は「UBSは実際に資産を売却していない。従って、止ま らない資産価値下落との『追いかけっこ』をしていることになる」として、「問 題の資産を実際に処理するまでは、真の利益基盤を確定することは難しい」と 分析している。

UBSは評価替え後の住宅ローン関連資産は11月30日時点で約160億ド ルと発表している。また、「スーパーシニア」と呼ばれる高格付けの仕組み金 融商品を130億ドル保有しているという。

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