10月対米中長期証券投資:買い越し額1140億ドル-国債需要増大(2)

米財務省が17日に発表した統計による と、外国の政府と投資家が保有する米中長期金融資産額は10月に1140億ド ルの買い越しと、前月の154億ドルを上回った。ブルームバーグ・ニュースが まとめたエコノミスト予想中央値(500億ドル)も上回った。中長期国債の買 い越し額がほぼ2年ぶりの高水準になったことが寄与した。

短期国債や株式スワップなどの短期金融資産を含むと、海外投資家によ る米金融資産の買い越し額は978億ドルと、前月の328億ドルの売り越しか ら転換した。

バンク・オブ・スコットランド・トレジャリーのチーフ通貨ストラテジス ト、スティーブ・ピアソン氏は「2カ月連続で海外からの投資が落ち込んでい たため、中長期証券への投資が回復したのは良いニュースだ。米国債への需要 がけん引した」と述べた。

海外投資家による米国株の買い越し額は302億ドルと、前月の26億ドル から大幅に増加した。S&P500種株価指数は10月に1.5%上昇した。

中長期国債の買い越し額は498億ドルと、前月の263億ドルから増えた。 10年債利回りは10月に平均4.47%と、9月の4.59%から低下した。

機関債の買い越し額は149億ドル(前月は115億ドル)となった。

海外からの対米証券投資のうち、民間投資家による中長期証券の買い越し 額は962億ドルと、前月の279億ドルから増加した。中央銀行などの公的機 関による買い越し額は218億ドル(前月は285億ドル)に減少した。

海外勢による社債投資の買い越し額も231億ドル(前月は161億ドル) に拡大した。

米証券投資の買い越し額を国別でみると、中国の米国債(短期債含む)保 有額は86億ドルの純減。一方、日本は98億ドルの純増。英国は305億ドル の純増だった。

ヘッジファンドとの関連が強いとされるカリブ海諸国は65億ドルの純増 となった。石油輸出国機構(OPEC)加盟国など産油国の保有額は46億ド ルの純増。

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