アジア株:4カ月ぶり大幅下落-サムスン電子やHSBCが安い

17日のアジア株式相場は下落。MSCIア ジア太平洋指数がここ4カ月間で最大の下げとなった。韓国のサムスン電子や英 銀HSBCホールディングスが安い。インフレ加速で利下げが限定され、世界の 景気拡大を脅かすとの懸念が広がった。

サムスン電子は3週間ぶりの大幅下落。香港株式市場では、11月の米消費 者物価指数(CPI)が2005年以来最大の上昇率となったことを受け、HSB Cと不動産大手チョンコン・ホールディングスが下落した。香港の政策金利は一 般的に米国の動向に追随する。オーストラリアのセントロ・プロパティーズ・グ ループの株価は76%安と急落。債務借り換えが困難になっていると発表したこ とが嫌気された。

ファンDBS・アセット・マネジメントで9億5400万ドルの資産運用に携 わるデービッド・エン氏は「アジア株式市場のセンチメントは悪化している」と 指摘し、「まず米景気拡大ペースが鈍化し、加えて現在はインフレの恐れがある。 これは悪い組み合わせだ」と述べた。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後7時14分現在、前週末比2.9% 安の152.23。下落率は8月17日以来で最大。同指数はこのままいけば、年間ベ ースで5年ぶりの低い上昇率にとどまりそうだ。日経平均株価の終値は前週末比 264円72銭(1.7%)安の1万5249円79銭。

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