日本株は下げ拡大、円安一服で東芝など下げ-新興株市場も急落(3)

午後の東京株式相場は下げが拡大。外国 為替市場で午前の水準を上回る円高傾向となっており、一時は下げ渋っていた 電気機器株に再び売り圧力が強まった。東芝が一段安となったほか、松下電器 産業やシャープも安い。中国株の大幅安を受け、鉄鋼株の下げも大きくなって いる。米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン問題対策の共同基 金機構への出資要請などから、銀行株は引き続き軟調。

午後1時30分時点の日経平均株価は前週末比125円5銭(0.8%)安の1 万5389円46銭、TOPIXは12.85ポイント(0.9%)安の1488.40。東証1 部の売買高は概算で10億8630万株。値上がり銘柄数は281、値下がり銘柄数 は1372。

一方、昼休み中の東証立会外では約439億円のバスケット取引が成立した。

午後の東証業種別33指数の騰落状況は、値上がり業種が5、値下がり業 種が28。電気・ガス、その他製品、石油・石炭製品、保険、鉱業が上昇。半 面、銀行や機械、電気機器、鉄鋼、小売、医薬品が安い。

円が強含む

午後の外国為替市場ではドル・円相場が1ドル=113円7銭となり、早朝 の113円半ばに比べて円が強含みとなっている。米インフレ懸念の高まりから、 ドル安が進行している。また、中国の代表的な株価指数CSI300指数は午後 になって2%安と、午前の安値を下回るまで下げた。

野村証券投資情報部の品田民治課長は、「サブプライム住宅ローン関連の ニューフローが続くことから、動きにくい展開が続きそうだ」と指摘。背景と して、米国時間17日の12月住宅市場指数、18日の11月住宅着工・許可件数 とゴールドマン・サックス・グループの決算発表の予定などを挙げている。

携帯コンテンツ関連が急落、新興株市場は急落

午後に入って、携帯電話コンテンツ関連株の急落に拍車が掛かった。ディ ー・エヌ・エーが一時前週末比12%安と急反落して直近安値を下回ったほか、 ドワンゴも11%安と急落。ミクシィや携帯組み込みソフトのACCESSの 大幅安などから、マザーズ指数は5%近い下げとなった。エムティーアイも 8%超の下げで、ジャスダック指数は1.5%安。ヘラクレス指数も2.6%安と なるなど、コンテンツ関連をきっかけとした新興市場全般の下げが東証1部に 比べてきつくなっている。

携帯コンテンツ関連は先週10日、青少年に対する有害サイトアクセス制 限サービスの導入促進に関し、総務大臣が携帯電話事業へ要請して以降は株価 の乱高下が続いている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE