藤和不株が急反発、分譲マンションの競争力拡大-三菱地所が子会社化

マンション分譲大手の藤和不動産の株価 が買い気配で始まり、寄り付き後は一時52円(26%)高の252円まで上げ幅 を拡大した。筆頭株主の三菱地所が分譲住宅での業務・資本提携を強化するた め、第三者割当増資を引き受けて子会社化すると前週末に発表した。これを受 けて、分譲マンション事業の競争力拡大につながるとの期待で、買いが先行し ている。午前10時1分現在、と東証1部の値上がり率トップ。

明和証券顧問の矢部靖夫氏は、「三菱地所の子会社化で分譲マンション事 業の競争力が高まるとの見方から素直に買われている」と指摘。郊外を中心に 不動産販売の不振が広がる中、「マンション専業の藤和不にとって、好材料が 出たと市場では判断されている」(同氏)という。

菱地所は藤和不が行う第三者割当増資を引き受けることで、出資率を現在 の33.4%から51.88%に引き上げて、子会社化する。提携強化により、分譲住 宅業界でシェア維持と競争力の強化を図る。

具体的には、三菱地所の分譲住宅ブランド「パークハウス」と藤和不動産 ブランド「ベリスタ」を軸とした商品特性・事業エリアの相互補完により、効 的な事業展開を進める。また再開発事業、建て替え事業などの長期プロジェト に関し、共同での取り組みを積極化。さらに、リテール仲介事業などでシナジ ー効果が期待できる取り組みを推進するという。

不動産経済研究所が13日に発表したマンション市場動向によると、2007 年11月に首都圏で発売されたマンションは前年同月比43.6%減の3868戸とな った。3カ月連続の減少。マンション価格の上昇で購入意欲が低下し、在庫が 増加していることなどが供給戸数の減少につながっている。11月に4000戸を 割り込んだのは16年ぶり。

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