AIG横山氏:短観は複合的悪化、10年債は年末まで1.5%中心に推移

AIG投信投資顧問のポートフォリオマネ ジャー、横山英士氏は14日、ブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、 日本銀行が朝方発表した企業短期経済観測調査(短観)の分析と、債券市場へ の影響などについて語った。

12月調査の日銀短観で、業況判断指数(DI)は、大企業・製造業がプラ ス19と前回9月調査から4ポイント悪化、大企業・非製造業はプラス16と同 4ポイント悪化した。ブルームバーグ・ニュース調査では、大企業・製造業が プラス21、大企業・非製造業はプラス18が見込まれていた。横山氏のコメント の主な内容は以下の通り。

日銀短観で景況感が予想以上に悪化したことについて:

「今回は、業況感を複合的に悪化させる要因がいくつも出ていた。改正建 築基準法の施行や米国の景気減速懸念、(原材料価格高騰による)交易条件の悪 化などだ」

「設備投資計画は上方修正された。それ自体は企業が例年通り強気の見方 を維持しているのでサプライズ(驚き)ではないが、交易条件の悪化などで収益 環境が悪くなっており、多少センチメントが後ろ向きになっているなかで、企 業が前向きの姿勢を維持しているのは注目すべきだ。先行きの事業環境につい ては、それほど悲観的に見ていないという、この材料は株式相場に安心感を与 えると思う」

債券相場への影響と今後の見通しについて:

「円債市場は米国市場を見る展開になっている。短観よりも、その影響の 方が大きい。きょうのところは、大きな動きにはならないのではないか」

「しばらくは米国のマーケットの動きを見ての展開になると思うので、米 市場がポイントだ。金利低下を食い止める動きは相次いで出されているが、金 利上昇に向けた動きは想定できないので、円債相場もしばらくは狭い値幅で推 移するとみている。年末にかけて、10年債利回りは1.5%を中心とした狭いレ ンジでの推移になると思う」

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