篠原財務官:人民元の柔軟性増大で実効レートの迅速な調整可能(2)

篠原尚之財務官は14日夕、同省内で記者懇 談を開き、中国・人民元の為替政策について「人民元の柔軟性を増やしていく ことで、実効レートのより速いスピードでの調整につながる。機動的な金融政 策は経済の過熱に対処するうえで役立つ」との認識を示した。

一方で、米サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン問題を契機 にした金融不安を払しょくするため、米欧の5つの主要中央銀行による短期金 融市場安定化に向けた資金供給については、「非常にタイトになっている年越え 資金が改善に向かうことを期待している」と評価した。

日本経済への波及については、「サブプライム関連商品の価格下落に伴う影 響はない」としながらも、「住宅市場を中心にした米国の実体経済がどうなって いくのか注意深く見ていかなければならない」と語った。

来年、東京で開催される7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)の議題 としてサブプライム問題を取り上げる可能性については、「市場絡みの大きな話 として引き続きある」と指摘する一方で、具体的な対応策が「きれいな形で何 か出てくるという想定はしていない」と述べた。

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