日経平均は一時25日線割れ、銀行中心安い-内需低迷払しょくできず

週末午後の東京株式相場は、日経平均株価 が下げ幅を拡大し、投資家の短中期的な平均売買コストである25日移動平均線 を今月5日以来、約1週間ぶりに一時下回った。心理的な節目である1万5500 円も割り込み、東証業種別33指数は21業種が安く、上昇は12。

日本銀行の企業短期経済観測調査(短観、12月調査)の業況判断が予想を 下回ったことを受け、国内景況感の鈍化懸念が再燃し、三菱UFJフィナンシャ ル・グループなどの銀行株のほか、三菱地所などの不動産株、T&Dホールディ ングスなどの保険株といった内需関連株が一段安となっている。朝方堅調だった 三菱商事などの大手商社株、新日本製鉄などの鉄鋼株も安い。

ちばぎんアセットマネジメントの大越秀行運用部長は、「相場に強弱観があ り、方向感が見えない。内需の低迷はなかなか払しょくできないとの見方から、 不動産、銀行株は厳しい状況。半面、円安で精密機器や機械、電機株の一角が堅 調だ。先物の動きが読めないので、方向感がつかみにくい」と指摘した。

午後1時42分現在の日経平均株価は、前日比54円36銭(0.4%)安の1万 5482円16銭。TOPIXは同16.81ポイント(1.1%)安の1499.29。東証1部 の出来高は20億4361万株。

銀行、不動産指数も2週ぶりに25日線下回る

銀行株が一段の下落となり、TOPIXの下落寄与度1位となっている。東 証銀行指数は一時3%以上の下げとなり、投資家の中期的な平均売買コストであ る25日移動平均線を11月27日以来、2週間ぶりに割り込んだ。三菱UFJフ ィナンシャル・グループについては、HSBC証券が13日付で、投資判断を 「オーバーウエート」から「アンダーウエート」に、2段階引き下げた。

不動産株も大幅安。不動産指数も一時7%近く下げ、25日移動平均線を2 週間ぶりに下回った。新築分譲マンションの供給戸数が大幅に減少しており、不 動産業界の今後の業績に対する不安が根強い。日銀短観の業種別の業況判断DI で不動産は足元の数値が37と、前回9月調査から13ポイント悪化。先行き見通 しも27と、10ポイントの低下が見込まれていることも重しとなっている。

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