新日鉱HD・高萩社長:今期、石油精製販売部門の利益予想額は達成可

新日鉱ホールディングスの高萩光紀社長は 14日、ブルームバーグ・ニュースのテレビインタビューで、2008年3月期通期の 石油事業における精製・販売部門の経常利益予想120億円は、石油製品の需給の 立て直しを図ることで達成可能との見解を示した。主な発言は次の通り。

新日鉱ホールディングス石油事業の精製販売部門は、08年3月期通期に120億円 の経常黒字を予想しているが、達成への手ごたえについて:

「原油価格が上期に比べ急激に上げている。100ドルに届くところまで来た ので、危機感を持ってマーケットに転嫁させていただくということで、需給の立 て直し、マーケットの立て直しをしている。灯油の需要も増えているので、なん とか120億円は達成可能だと思う」

石油業界全体の再編の動きについて:

「今の日本の石油業界で、どことどこの会社が合併するという話はない。今 後2、3年で出てくるとも思えない。ただ、会社間で製油所同士のアライアンス や、それによるコストダウンや効率化など、そういうことを今まで以上に積極的 にやっていくことになるだろうし、われわれもそのつもりだ」

石油化学プラントの増設について:

「ポリエステル繊維や樹脂というのは世界的にまだまだ需要が伸びる製品。 そのためのパラキシレンなど原料の需要は高いとわれわれは見ている。鹿島製油 所か知多製油所が建設の候補。具体的にどちらに建てるか決めているわけではな い」

石化製品パラキシレン価格の下落について:

「パラキシレンのファンダメンタルズが悪くなったとは思っていない。サウ ジのエチレングリコールプラントの事故でバランスが崩れただけ。来年2月には 修復されると言われており、それ以降は堅調な伸びが期待されている。来年の4 月以降は元の水準まで戻ってくれると期待を込めて予想している」

重質油分解装置の増設について:

「これは積極的にやりたい。製油所の競争力をつけるためには、原油コスト を抜本的に下げることが必要。そのための最も有効な手段は重質油分解装置だと 思っている。できるだけ早く建設できるように努力するつもりだ」

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